2009年11月20日

日本はいつまでモノを買えるのか?

 日本は様々なものを輸入に頼っているのは誰でも承知の事実です。
 食糧しかり、パソコンの部品しかり、石油しかり、ウランしかり。
 変ったところでは作物の種なんていうものもあります。
 こういったものを買うには「外貨」が必要です。
 今では円決済ができるケースも出てきましたが、信用の問題から大多数は未だ米ドル決済です。
 ここが要なのですが、米ドルは日本には75兆円(1ドル=100円換算)ほどしかありません。

米財務省資料
 
 毎月6兆円も米国債を買ってるのにそんなものなんですね。
 だから日本は世界からモノを買う代わりに自動車などを売って外貨を溜め込んだわけです。
 1980年代の日米貿易摩擦はこの外貨不均衡が生んだ問題なわけですね。
 日本は貿易黒字を許してもらう代わりに米国債を買ってバランスを取ってきたわけです。
 ただこの貯金生活も平成19年を境に終わってしまったようです。
 財務省のページにある対外純資産残高を見てみると平成19年末は「250兆2,210億円(前年末比35兆1,400億円、16.3%増加)」と増加傾向にあったのに対して、平成20年末は「対外純資産残高:225兆5,080億円(対前年末比▲24兆7,130億円、▲9.9%)」と大きく減らしています。
 今後はこの貯金を食いつぶしていく方向にあると思って良さそうです。
 この割合で減れば10年でなくなりますね。

■財務省 本邦対外資産負債残高

 さて、早急に外貨を獲得する手段を容易しなければならないのですが、今後の日本で売りになる技術は何があるでしょう?

 
 
 太陽電池? 世界1位は中国。そして日本は2008年にドイツに抜かれて3位に後退しています。
 中国やドイツが大きく生産量を増やす中、日本の成長率は芳しくありません。

■Wikipediaより

 自動車?
 最大の顧客だったアメリカではシェアこそ死守しているものの売り上げはがた落ちです。

アメリカの自動車販売シェア

 これから伸びる新興国に目を向けてインドの自動車シェアを見てみましょう。

インドの自動車販売シェア

 かつてはスズキの経営で「マルチウドヨグ」が80%以上のシェアを誇っていましたが、今では50%台になってしまいました。
 韓国のヒュンダイ、現地の巨大財閥タタグループが19%、14%と躍進しています。

 新車販売が世界一になった中国はどうでしょう?
 新車販売台数は、2008年時点で、1位:GM五菱、2位:一汽VW、3位:上海VW、4位:上海GM、5位:奇瑞、6位:東風日産、7位:一汽豊田、8位:広州ホンダ、9位:北京現代、10位:長安汽車の順です。
 日本勢は、6位のニッサン、7位のトヨタ、8位のホンダと続いていますが、下からは韓国のヒュンダイ、現地の長安汽車が迫ってきています。
 正直、欧米勢に遅れを取っていて苦戦している上に、中国は国策で必ず現地会社との合弁企業ですから外貨をすんなり獲得するというわけにはいきません。

中国の自動車販売シェア


 あと日本の産業って何がありましたっけ?

 パソコン?
 それって基幹技術が全部輸入に頼っているし、日本以外じゃあまり売れていません。
 東芝がちょっと検討している程度です。

パソコンの販売シェア


 このままで行けば10年といわず外貨を食いつぶして、今度は対外負債を抱えるようになっていきます。
 そうなれば現在借金漬けになっている発展途上国のように国家の主権を主張できなくなる可能性があります。
 そうなる前に外貨を稼ぐ手段が必要です。

 ちなみにスーパーコンピュータを作れる技術があるのは日本とアメリカのみです。
 最近では中国も完成技術を手に入れましたが、独自技術はまだまだです。
 それ以外の国は部品か完成品を買うほかありません。

 外貨が底をついたとき、アメリカや中国が「原子力の臨界計算」に利用できるようなスーパーコンピュータを売ってくれるでしょうか。
 日本には外貨があるから小国でも主権を保っていられるのです。
 外貨がなくなればアメリカもスーパーコンピュータなんて売ってくれません。
 その前に買うお金なんてなくなっているわけなんですけどね。

2009年11月16日

世界一のスーパーコンピュータで出来ること

 人間の計算能力は何にも生まない。
 欲望しか生んでいない。
 だからコンピュータに純粋な計算を任せているのに、行政刷新会議の仕分け班は結局財務省の言いなりになってスーパーコンピュータを廃止に追い込んだ。

「一時的にトップを取る意味はどれくらいあるか」(泉健太内閣府政務官)
「一番だから良いわけではない」(金田康正東大院教授)
「ハードで世界一になればソフトにも波及というが分野で違う」(松井孝典・千葉工業大惑星探査研究センター所長)

 知ったかぶりして廃止に追い込んだこいつ等の意見を絶対に忘れない。
 本当に必要性のあるプロジェクトを見分ける目が一切ない。
 財務省から提出された資料通りにことを運んでいるだけの能無しにしか見えない。

 スーパーコンピュータを保持することの意義は科学技術は元より軍事面でも影響がある。
 暗号を解読できる能力を国が保持しているかどうかは国防にも重要なポイントになると思う。

 2位じゃだめなんです。
 人間の脳を解明するのにも、色々な自然現象をシミュレートするのにも、今のままのスーパーコンピュータでは人類が生きている間に終わらないんです。
 世界一のスーパーコンピュータを作っても足りないのに、「2位じゃだめなのか」って本当にバカだ。

 

□ITmedia 「2位ではだめなのか」 次世代スーパーコンピュータを「仕分け」した議論
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0911/15/news002.html

2009年11月10日

SuicaやPasmoを無駄なく現金化

 SuicaやPasmoを購入したけど、住んでた場所が代わったとか、勤めていた場所が代わったとかでSuicaやPasmoを新しくしたということがあるかと思います。

 駅の窓口に行けばチャージした残額から210円の事務手数料を引かれて現金にすることができますが、残り金額が少ないときなんかも含めて210円も引かれるバカらしいと思います。

 でも、現金にすれば+500円(デポジット分)がもらえますので、バカにはならない。

 ここでポイントなのはチャージの残額が0円なら500円だけ返ってくるということです。
 つまり、無駄なく現金化するにはどうすればよいかと言えば、Suicaの残額を0円にすればいいのです。

 買いたいものがあれば残額を超えるように買えばいいのですが、もしすぐに欲しいものがない場合は、紀伊国屋などで図書カードを買うのはいかがでしょうか。
 これなら最悪使わなくても金券ショップに持っていけば高い換金率が保証されます。
 80%とか95%とかなんで1000円なら50~200円の手数料ですね。平均的な90%の換金率なら2000円まで駅の窓口よりもお得です。

 この手法はWebMoneyやその他のポイントサービスでも図書カードを購入できるところなら使えるのでポイントを現金化したい人は考えてみたらいかがでしょうか。

 ウェブ上には換金サービスが氾濫していますが、この方法なら案外手軽で確実です。

2009年11月05日

ピークオイルなんて実は来ない!

 石油の埋蔵量の半分まで使ってしまうと、それ以降は石油を掘り出すためのコストが高くなり、今までのように石油を使って石油を掘り出すことができなくなります。
 現在は石油1バレルで新たに200~300バレルを掘り出すことができるのですが、石油が見つからなくなれば新たに油田を開発しなければならず、そのコストが増大していくから石油も高くなるというのがピークオイルの理論です。
 このピークオイルの考え方は過去に最大の産油国であったアメリカで20世紀の初めに議論が巻き起こって石油会社の株は二束三文になったという経緯もあります。その頃は中東で石油が見つかるなんて思っても見なかったんですね。
 なぜかと言えば石油というのは植物とか動物の死骸が地中に埋まり高圧な状態になって初めてできるものですから、随分昔から砂漠だった中東にあるとは思えなかったのでしょう。
 今ではプレートテクニクス理論とかで世界各地に石油が埋まっている可能性があることが分かりますが、当時としてはそんなものだったのです。
 で、現代のピークオイル理論は石油の需要と相まって確かに現実的に思えます。
 各言う私もピークオイルが私が生きているうちにくると思っています。
 だって、ここ100年間で人口は急激に伸びて生活レベルも急激に伸びているのですから、エネルギーなんていくらあっても足りないと思うのです。

 しかし、石油が枯渇するかどうかというのは微妙な線らしいです。
 というのは、原子の地球には酸素はほとんど無く、二酸化炭素と窒素で占められていたと考えられています。
 現代の様に酸素が一定の濃度に達するまでには膨大な数の生物の死骸が埋まっている計算になり、これまで石油として算出してきた量は数%にしか過ぎないだろうというのがバックストーリーです。
 この辺の細かな計算をした資料はないのですが、生物の死骸から石油になる確率が何%なのか気になります。
 それが数%ならすでに石油は枯渇していることになり、100%に近ければあと何十年かは持つだろうということになります。
 100%ということはないでしょうから、三割ぐらいと仮定し、世界の石油需要を考えると、どうやらピークオイルは近いうちにやってきそうな気がします。

 ……なんだ、やっぱりピークオイルは来るのか。
 騙された……。
 
■元ネタ
石油がエネルギー・チャンピオンになった理由
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20091001/206036/?P=4

2009年11月01日

脳はいつから学習するか?

 うちで飼っている猫は子猫の時にうちに来ました。

 だから、体を舐めて綺麗にするってことを知りません。

 しかし、大きくなった今では普通に体を舐めて綺麗にしています。

 ずっと家の中で飼っていたのですから他の猫を見て学習したってことは考えられませんでした。

 すると、自分でどうやったらいいのか考えて思いついたってことになります。

 しかし、それならば舐めて綺麗にするという行動がすべての同じような家猫に見られるということはおかしいと思わざるをえません。

 だって、人間と住んでいるのですから足で体をかいてもいいはずです。

 あと猫が顔を洗う動作も全猫が共通して行っています。

 これは最初の学習が視覚によって行われていないことを示しているのではないでしょうか。

 じゃあ、最初の学習はどこから始まっているのかと言えば、それはきっとお腹の中にいるときからに間違いないかと思います。

 自分の体が出来てきた時にお腹の中で手足へ信号を送り、どうすれば動かせるのか学習しているのです。

 だから、猫は生まれる前から自分の体を綺麗にするには舐めることでしか実現できないのだと知っているのだと思います。

 となると、脳の最初の学習はお腹の中で自分の持っている手足の扱い方を学習しているというのが妥当ではないでしょうか。

 すると、本能と呼ばれる部分も何らかの方法でお腹の中で学習している・・・そう考えられるような気がします。