ライトノベルらしさの出し方

 ライトノベルと他の小説を分けている点がどこにあるかというのは、現在でも(いや、もしかしたら未来永劫)議論を呼んでいるのですが、ここでは「独自理論」ということで、ひとつの帰着点を論じていこうと思います。

悲しいリアリティ

「悲しいリアリティ」とは、サンデーの漫画「電波教師」のあとがきに出てくるメイキングの中で、編集者の方が口にした言葉です。
 元々の案では、電波教師は、「YD(やりたいことしかできない)病」、つまりオタクなのですが、24歳にもなって就職せずにブラブラしているところ、「親」から「仕事しろ!」と言われ、教師になるのです。
 ですが、そこで編集者の方は「そんな悲しいリアリティいらんわ!」と「親」という設定を否定します。
 そして、代わりに出てくるのは「妹」でした。これにより、「悲しいリアリティ」は消え去り、「電波教師」は「ライト」な読み心地になるのです。

リアリティ

 ライトノベルに限ったことではありませんが、「リアリティ」(本物らしさ)を失った小説は駄作といわれることが多いです。
 世界観の中で妥当と思われる事象が起きないと、読者は納得できず、読み進める上で不要な疑問を抱き続けることになります。これは「読みやすさ」という点でかなりのマイナスになり「ライト」な読み心地を失わせる原因にもなります。

 リアリティの構築方法は他のサイトの方が詳しいので、ここではそちらに譲ります。

ライトノベルらしさ

 さて、ここまででライトノベルらしさを出す方法を語る準備は整いました。
 答えを言いますと、

『「リアリティ」から「悲しいリアリティ」を排除する』

 という方法によってライトノベルらしさを出すことが出来るのです。

悲しいリアリティの排除と代替

 すでに「電波教師」の例が語られているので多くは必要ないかもしれませんが、悲しいリアリティを排除した後、その代替が必要になります。
 代替するものは、「こうだったらいいなぁ」という願望を入れるのが良いと思いますが、迷う場合にはライトノベルのテンプレート的なものを使えばよいでしょう。
 例えば、「秘密結社」「異界の神様」「妹」「かわいい動物(猫)」などなど。

トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2013-06-04 (火) 15:38:17 (1395d)